摂氏45℃のMakin' Love

暑い日には、アイスより担々麺派の皆様お待たせいたしました。

こんな気候の毎日だからこそ、とびっきり暑苦しいスロウ・ジャムで愛の汗をかきませんかbetween the sheets.

ただ爽やかなだけじゃあ、スロウ・ジャム協会から届くお怒りの声。もっと湿っぽく、いじらしく、夜のしじまを泳ぐのにピッタリな8篇のラブソングをお送りします。


"摂氏45℃のMakin' Love" by Yacheemi


1. Midnight And You / Barry White
そのバリトン声を形容するなら、まさにボイス・セクハラ。ストレートかつソフィスケイティッドなその語りは、時代を超えて数え切れない夜を演出したことだろう。タイトル通り今宵も、アナタとバリーの語りさえあればもう何も必要なものはない。

2. Warm Summer Night / Chic
今回の選曲テーマを決めるきっかけにもなったシック'79年の名曲。
イントロのピアノが告げるセクシーな予感、絶妙なタイミングのギター・リフレインbyナイル・ロジャース、なぜかスペイン語が織り混ざった妖艶な女性コーラス。どれを取っても至極としか言いようのない完璧なプロダクション。お子様はここらで強制撤退です。

3. Hot Summer Love / Angela Winbush
そしてこちらは"Warm Summer Night"を元夫ロナルド・アイズリーとカヴァーしたこともあるアンジェラ嬢。本曲中にもあの“ Good Times”のフレーズが途中に盛り込まれていたりと、流れは完璧。押し引きをわきまえたヴォーカル・テクは色褪せることなく僕らを違和感なくセクシーな気持ちにさせてくれる。

4. How Many Ways (R. Kelly Remix) / Toni Braxton
散々焦らした所で、プレイリストもビートともにナスティさを増して中盤戦。
吐息交じりのディープなトニの歌声とともにゆっくり燃えあがろう。R ケリーによる安っぽいラガ・チャントも文句無し。

5. Boombastic (Sting Remix) / Shaggy
続いてダンスホール・レゲエ界の安心印、シャギーの大ヒット曲でサクっとラガ繋ぎ。マーヴィン・ゲイ"Let's Get It On"使いのリミックスver.は、スロウなワイニーが相性抜群。蒸し暑い2人の温度は、未だまったく下がる気配も無しである。

6. Wey U / Chante Moore
た〜〜っぷり汗をかいたら、ちょっとばかし涼しげに"ため息つかせて"。R&Bサントラ名盤として名高い『WaitingTo Exhale』からシャンテ・ムーアのセンシュアルな一曲。
ほとんどがスキャットのみという大胆な構成ながら徹底的にセクシー。作者であるベイビーフェイスのスケベ心が伺える。

7. I Want You / Anthony Hamilton
ググッと年代を飛び越え、今年個人的大ヒットの極上アーバン・ジャムを。がっつりシモくても気品を損なわない流石のアンソニー節。こんなにグッとくる"Turn the lights down low"の響きはそうそうありません。名曲は現在も産まれ続けております。

8 Back And Forth / Keith Sweat
摂氏45℃のメイク・ラブ、クライマックスに適任すぎるキース師匠。今月発売になったばかりのアルバム『Dress To Impress』は、90s R&B好きが涎と涙を同時に流しながら喜ぶ大傑作。テディ・ライリーも黙っていられなさそうなトーク・ボックスも炸裂するこの曲が、2人を明け方まで連れて行ってくれることでしょう。


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