夏の終わりと男と泪。

部屋とYシャツには私が似合うように。

恋しさと切なさだけじゃなく心強さも求めるように。

夏の終わりに男ときたら、下の句は泪がいい。それも悪いオトコの。

必要以上に夏に夢を見い出す、どうしようもない生き物たちに、はたまたそんな奴らの背中を必要以上に愛してしまう女たちに捧ぐ、West Coast Gangsta〜Reggaeな夏の音物語。

ギャングスタの背中は、いつだって切ないのだ。

"夏の終わりと男と泪。" by Yacheemi on AWA 
1. Me & My Homies / Nate Dogg feat. 2Pac
ホームボーイ達がいなきゃ、俺の毎日なんてクソッタレ。死後なおその影響力が枯れることのない"西の声"が歌うダチ賛歌。今でも2人はアッチでも毎日のようにヨロシクやっていることだろう。

2. I Live Everyday Like I Could Die That Day / Daz Dillinger
悪い男は、常に今を生きる。決して満足じゃあない生活でも、消えていった仲間たちを想い、笑って刹那を生きる。デビュー以来止まることなく言葉をスピットし続けるダズのモットーが詰まったかのような一曲。

3. I Still Luv Her / Shade Sheist feat. Scoe & Don Dolla
ネイトのクラシックとしても名高い"Wake Up" "Where I Wanna Be"でお馴染みのラッパーによる、サマー・クルージング・チューン。サビのトークボックスが強すぎて相変わらず食われ気味だが、シェイド本人のズルズルラップも最高である。

4. Emotions / Roger
トークボックスが出てきたとなると黙っていられない西のレジェンド。
ダンサーにも人気な"You Should Be Mine"を収録したー年作『Bridging The Gap』からの隠れ名曲バラッド。これで泣けなきゃオトコが廃れるぜ!

5. RUDEBWOY DON'T CRY / RUDEBWOY FACE feat. RUEED
目下レゲエの現場でヘビー・プレイ中の"Ice Pick"も収録したニュー・アルバム『SCANDAL BAG』は、間違いなく今年の最重要ダンスホール・アルバム。レーベル・メイトでもある盟友ルイードを迎えたコチラは、Jones Girls "Who Can I Run To"ネタで、今回のプレイリストのテーマを決めるきっかけになった一曲。

6. 行きたきゃ行け / NANJAMAN
YOKOHAMA繋ぎで、ハマの兄貴へとナイスパス。頑固で不器用がゆえの漢の愛情、、聴くたび地元のあんな奴らが次々と思い浮かぶ永遠のヤンチャもんアンセム。J-REXXXによるリメイク「いたけりゃいろ」も話題となった。

7. Give Me A Try / Sizzla
このイントロがかかっただけで未だにフロアーにガンフィンガーが挙がるシズラの大人気曲。バッドな人ほど切ない歌も上手いってんだから、不思議だ。プロデュースは、ドン・コーレオン。

8. It Ain't Over 'Til It's Over / DUBSENSEMANIA feat. KEISON
海と切っても切り離せないケイソン氏によるレニー・クラヴィッツのラヴァーズ・カヴァー。
遠くながれる波を背に、オトコはとどまることなくまた漂流を始めていく。2017年また会おうぜ、夏。

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