8/14(日)に開催された"STREET KINGS vol.0"。来年の2月には"STREET KINGS vol.1"の開催もすでに決定している本イベント。今回プロデューサーのHIROと、TAKUYA、YOSHIE、世界の4人が集結し、それぞれの立場から大会を振り返った。その模様を3回に分けてお送りする。
(PHOTO: DAISAKU KIKUCHI @daisaku_kikuchi)
▼STREET KINGS VOL.0 インタビューダイジェスト
HIRO:ではSTREET KINGS vol.0を振り返る会ということで、今日はよろしくお願いします。まず、今回のSTREET KINGSについて、周りの反応はどうでした?
世界:現場に来てくれた人もいますけど、やっぱりAbemaTVを見ていた人が多くて、みんなに言われました。
YOSHIE:そう!STREET KINGS後のTwitterの反応とかもすごくて。
TAKUYA:まあとりあえず俺はアントニーと絡んでますからね。
全員:(笑)
HIRO:世界の周りのLDHのメンバーからの反応はどうだったの?
世界:そうですね。ÜSAさんが一番早くLINEくれて、「よかったよ」みたいに言ってくれてました。GENERATIONSのメンバーもたくさん見に来てくれていたので、「ダンスみんなすごいっすね」て言ってましたね。
HIRO:なかなかあのようなイベント見る機会ってないもんね。
世界:しかも他ジャンルの人たちが一同に集まっていたので、いろんなダンサーを見られたのが良かったって言ってました。
HIRO:盛り上がってくれた感はあったよね。準備の関係でなかなか思うように進まなくて、本当は事前準備にしっかり時間をかけたかったのだけど、駆け足だった割にはみんな意外と見てくれたかなって思います。実際にAbemaTVでの中継もすごい数の人が見てくれて。再放送でコメントが見られるんだけど、面白いって思ってくれているような前向きなコメントもたくさんあったから、思わず二日目コメントしちゃったもん(笑)
出た人も見た人も全体的に楽しんでもらえたってことは良かったかな。
YOSHIE:いろいろ画期的だったと思います。
「バトルについて」
▼STREET KINGS VOL.0 スペシャルダイジェスト by AbemaTV
HIRO:じゃあ、実際にバトルについて話したいんですけど、予選からバトルまでの進行自体はどうでした?実際に出ていた側として。
世界:めちゃめちゃスムーズだったと思いますよ。
YOSHIE:予選がまず2ムーブで、ステージに出て行って踊る、はける、ぐるりんみたいな。みんな裏で「一曲一曲違うんだ」、「どうも準備できないね」って。でもそれが面白かったし、みんなも曲自体をそんなに知らないからフェア。普通ステージにみんな揃って後ろで見ている中でバンって出て行って踊ると思うんだけど、そうじゃなく一人でステージに出ていくから、まあ私はそれが結構得意なんですけど(笑) あれが苦手な人もたくさんいるわけですよ。
HIRO:そうそう。でも後ろでみんな見ていてもそれはそれでだれちゃうかなって思って、一人1分ちゃんと踊ってもらうあの感じがベストだと思ったんだよね。
TAKUYA:二周するしね。
YOSHIE:あれは画期的だったと思う。
世界:強制ソロショーみたいな感じでしたね(笑)
HIRO:あの感じってなかなかないと思うけど、実際どうだった?
世界:出場している人たちもYOSHIEさんとかだし、前で見ている人達もBe-Bop CrewとHIROさんとかばっかだし、もう挟まれすぎて僕ら若手世代はすげえ緊張してましたね。
HIRO:そうだよね、緊張するよね(笑)
(STREET KINGS vol.0より)
HIRO:俺はジャッジの目線からだと、実は予選がすごく面白くて。普段の予選とは違う感じを出してくる人達が多くて、豪華なソロショーを続けざまに見ている感じがすごく贅沢な感じでした。
世界:袖で見ていてもすごく面白かったですもん。
YOSHIE:しかも番号もクジだからフェアだし、前の人のムーブを袖で見ていて、そういう感じか、よし自分はこういこう、みたいな、ほんと面白かった。
HIRO:普通のバトルだと組み分けがあって運もあったりするけど、全部のダンサーの中から32人を選ぶってコンセプトもみんな同じ条件でやってもらって、32人をしっかり選ぶってことにもちょっとこだわりがあったんで。
TAKUYA:公平性はおっしゃる通りだし、より一人一人の世界観が見られたというか、サークルだとその中で一番になれば良いみたいに考えがちだけど、逆にストイックというかどこも目指せない。自分の最高潮を集中して出した人が上がるし、あとは二回やるっていうのもすごい画期的で。変な話一回目ちょっとヘマってももう一発で取り戻すことも可能だし、逆もいたし、そういう意味で見応えありましたね。
HIRO:実際印象に残ったバトルは?
世界:僕はTAISUKEとの一戦が印象的でしたけど、人ので言うと、YOSHIEさん対Hong10は印象に残ってますね。
YOSHIE:初めて戦ったからね。
YOSHIE:CGEOとGUCCHONも、よかったな〜。最近なんかCGEOくん見るたびに踊りがすごくなっていて、この前のSTREET KINGSの時もすごかったし。同じPOPPERだし、大阪だし。おお、みたいな。
世界:あれだけたくさんダンサーがいる中で、POPPER対決になるんだっていうすごさもありましたよね。
(GUCCHON vs CGEO STREET KINGS vol.0 トーナメント2回戦より)
HIRO:どのバトルも、お互いがあまりにも違うから、審査する方もどこを見ればいいかってところで他のバトルよりも集中してた。バトルの最中にすでにジャッジを始めていて、その中でムーブによって入れ替えたりしているから、どのバトルもというかそれぞれのダンサーが印象に残っている。俺はやっぱりYusei が印象に残っているかな。Yusei が踊っているスタイル自体にオリジナリティがあるのか、Yusei 本人がオリジナルなのかっていう目線で判断するしかなくて。でも臨機応変なところや音楽性のところの完成度が高くて、そういった部分を見ると強いなって思う。いろんな意味で面白くてすごく印象に残っているね。Hong10はミュージカリティとかよりも、彼がやる動き自体にオリジナリティがあるから、オリジナリティ目線だとやっぱり評価は高い。それぞれのダンサーが印象づいてるよね。
TAKUYA:世界 vs Sidneyも良かった。
HIRO:普段のバトルに挑戦する時と違った解放感みたいなものを感じて。
世界:なんか自分の中でもありましたね。
HIRO:踊り自体にクリエイティビティがいつもより出ているっていうか。
世界:いろんな人が出てるじゃないですか。その瞬間に刺激を受けるんすよ、いろんなバトルを見ると。それに多少インスパイアされている気がしますね。
(Sidney vs 世界 STREET KINGS vol.0 トーナメント2回戦より)
YOSHIE:最初のバトルの得点表が出た瞬間の、チャレンジャーたちの結構などよめきが「うわっ、こんな感じで出ちゃうの?」って感じだった。点数まるまる、赤丸青丸みたいな。あんなの見たこと無いから。
TAKUYA:最初のTAISUKEとRYOかな。あれはそういう意味では印象的で、「これどう見るんだろう」とか。TAISUKEの、というかBBOYのバトルアティチュードと現在の立ちダンサーのリズムとの向き合い方が少し噛み合わないようにも感じたんですよね。ていう意味でこれRYO勝ったかもしれないな、みたいにも見えた一戦で。TAISUKEも相変わらずパーフェクトなムーブはかましていたんだけど、どう見るかみたいな。だからあのバトルはある種すごく印象的だった。コメントでも言ったよね俺、これRYO勝ったかな?って。分からないっすよみたいな。なので各項目の言葉の意味は常々気になっていた。ファンデーションって言葉も難しい。どれ、どの?みたいな。
▼STREET KINGSを振り返る | 02 へ続く
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