ナナメ・グルーヴ 〜LightにMellow〜

世の中ナナメに見てみると、なかなかおもろい。ナナメの見方が同じ人と一緒につるむと尚更おもろい。

ダンスと音楽漬けの毎日を送る中でシンパシーを感じられるのは、針の穴に糸を通すかのように細い胸キュンポイントを的確に突いてくる、鋭角の達人たちばかり。

そういう人たちはきまって、自らの出自に自覚的であるし、それゆえにオリジナルとかジャンルレスと称されることが多い。

主に海外で生まれたストリートカルチャーに魅せられた僕らにとって、現地のオリジネーター達の背中はいつだって憧れであることには間違いないけれど、それと同時に奥底に眠る、血と肉体が培った誤魔化せない自分が居ることもまた、事実だからだ。

ナウい今の技術とタイム感の早さで、海外のソレと幾分も狂いない再現をできるダンサーは増えたかもしれないけれど、やんごとなきオリジネーターへのリスペクトとともに育むべきスピリットの方向性を間違えないように、言い聞かせながら探る毎日なんである。

だってほら、英詞の直訳を並べただけでは詩心が生まれないでしょう。

というわけで、今回は人気コンピシリーズLight Mellowに国産オンリーで自分が選曲するとしたら?なんていう夢のような妄想のもと集めた8曲。年代は2003〜2016。

ブラック・ミュージックの影響下として語られる事の多いアーティストから、ポップスとしてのクローズアップが多いあの人の意外なスタイルまで、我が国のナナメグルーヴを堪能されたし。

"Light Mellow的散歩日和" by Yacheemi on AWA

1. 琥珀色の街、上海蟹の朝 / くるり
2. CALL MY NAME / paris match
3. BABY BABY BABY / 安藤裕子
4. スターオアダスト / Rickie-G
5. Wandering / iri
6. ガーベラ / 古内東子
7. あの星の誰かの唄 / Keyco
8. TIME IS ON MY SIDE / MOOMIN

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