メリークリスマス、いや、ハッピー・ホリデー？
クリスマス当日が過ぎ去っても聖なる気持ちは終わらない。というこじつけで、今回はまさかの遅どりでクリスマス向けのプレイリストをご紹介。
"どうせなら、素敵なゴスペル・クリスマス" by Yacheemi on AWA
1. Hold On / Yolanda Adams
2. So In Love / BeBe Winans
3. I'll Be Right There / Karen Clark Sheard
4. Could've Been / Kirk Franklin with J. Moss & Tye Tribbett
5. I Should Have Known / Byron "Mr. Talkbox" Chambers
6. I'm Not Perfect / J. Moss feat. Anthony Hamilton
7. Greatest Gift / Tamika Scott
8. Make Me Over / Tonéx
このタイミングで一体誰が聞くねん！と思いきや抜け目のないヤチーミサンタ、タイトルは建前でありまして、実は全8曲中に純粋なクリスマス・ソングは皆無。
蓋を開ければ、シーズンを超えて愛聴できるアーバン・ゴスペル・クラシックだらけの40分、このプレイリストを通してこのジャンル（？）にもっと触れてほしいという本音が詰まっております。
賛美歌はキリスト教徒だけのもの！という考えは、当たり前のようにツリーを飾る我々日本人には少し不自然。
なにしろR&Bシンガーの大半のルーツとなっているサンデー・チャーチ。個々のヴォーカルのレベルの高さは、イチ音楽として見過ごすわけにはいかない代物なわけです。
そんな僕が昨年夏、ニューオリンズでのエッセンス・フェスティバルに訪れた際に、なんとゴスペル界のベテラン・シンガー、キム・バレルのトリビュートと題して錚々たる面子のR&Bアーティストが集合。
これは絶対に生で体験せねば！と息を巻いていたヤチーミ青年、会場のドアを開いた瞬間感じたビビビッ。そう、そこは正しく聖なる空間。敬虔なクリスチャンの方々が互いに手を取り合って祈りを捧げる姿に、自分は足を留めることが出来ず、ヒッソリとその場をあとにしたのでした。
音楽は音楽、と割り切れないリアルに対面したあの日。なんとも手放しで楽しめるものではないけれど、それでもゴスペルを愛さずにはいられないのです。
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